誰もが持つ「ある日」に着目して

エッセイ

特筆することのない30歳女性。
夫と二人暮らしで、音楽と本に囲まれて幸せに暮らしている。

こんな風に自分を形容する日が来るとは思わなかった。
つい5年前は、「バリキャリ」として、生涯、人を牽引するような人材になるんだと、鼻息荒くしていたからだ。

大学院の修士課程を修了した後に勤めた会社は3年でやめ、いまは作曲をしたりピアノを弾いたりして過ごしている。お仕事も少しずついただいていて、これからこつこつとお仕事の幅を広げていければと思っているところだ。

ところで、私がこのブログを「音楽家のヒトリゴト」とか「音楽のエッセンス」とかそういった題名にしなかったのには訳がある。

特筆する点のない私の、何でもない「ある日」に価値を感じ始めたからだ。
ただただそれを留める場として、そして能力とか才能とか、そういった観点とは違う角度から自らの暮らしを照らし、幸せを感じたいと思ったからだ。

誰のためでもなく、自分のためのブログのはじまり。

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